旅行で道に迷うと、せっかくの楽しい時間が無駄になりますよね。
観光地やお店にたどり着いても、そこで過ごす時間がたりなくて、ゆっくり見て回れません。観光中の移動に時間が取られ、疲れて途中で諦めてしまうのは残念です。
旅行ガイドブックに地図がついていますが、結構かさばるし、気温の高い中、重くて汗だくになります。
解決策は、オフライン地図アプリです。
タイ旅行で使い比べて、一番役に立ったのがオフライン地図アプリの「maps.me」です。iOS版アプリを解説しますが、基本的にAndroid版も同じはずです。アプリの解説と、その他のオンライン地図サービスや地図アプリとの違いもご紹介します。
この記事は、以下のような方にオススメです!
- 海外旅行を計画している人
- 地図を見ても道に迷う人
- 時間を無駄にせず、観光やショッピングをしたい人
- タクシーやトゥクトゥクを乗るのが不安な人
※タイ人の親戚で警察官をしている人に聞いたところ、詳細な地図は、安全保障上、公務員しか入手できません。日本のように、一般の人や観光客が書店に行っても、都市部や重要施設周辺の地形・標高・海抜などが記載された地図を入手できないです。
オフライン地図の便利ポイント
旅行中、いつでも見れるオフライン地図があると、なにかと安心です。地図として見るだけでなく、カーナビのように進む方向や曲がる箇所を音声で教えてくれます。
Googleマップなどは、ネット接続して使う地図です。スマホのギガ切れ、建物内や地下などのネットがつながらないと使えません。
オフライン地図アプリは、キャリア回線(4G、5G)やWiFiなどのネット接続を使わずに、地図を閲覧できます。
注意点は、予めアプリに地図をダウンロードすること!
スマホの空き容量を作る
オフライン地図アプリの地図は、サイズが大きいと数GBになります。アプリをインストールする前に、スマホやタブレットのストレージ空き容量を作っておきます。
旅行へ出かける前に、自宅で大切な動画や写真をパソコンやオンラインストレージにバックアップします。こうしておけば、旅行中にストレージ容量不足で、動画や写真が撮影できないなどのトラブルを防げます。
もし、地図のダウンロードを忘れても、空港やホテルでダウンロードできるので、最初にバックアップを取ることを忘れないで下さい。
タイの街で道に迷いやすい理由
タイのタクシードライバーでさえ道に迷いやすいです。土地勘やナビがないと、ムダな移動が増えてしまいます。道路工事が頻繁に行われているので、渋滞に巻き込まれやすいです。オフライン地図アプリがあるか・ないかで、知らない土地での不安感が違います。
日本を含めてアジアの街は、縦横無尽に伸びる曲がりくねった道が多くて、その道に沿って建物が建てられています。道が直線的に伸びていないので、交差点もキレイな十字路になっておらず、見通しも悪いので土地勘がないと迷いやすいです。
道に標識もありますが、道のカーブ、木や電線のケーブルに隠れて、近くに行かないとよく見えません。バンコクなどの都市部では背の高い建物が多く、ビルの谷間ではランドマークを見つけられません。
オフライン地図 maps.me
タイの旅行に便利な複数のオフライン地図アプリを使い比べた結果、GPSが使えて位置情報が正確で、ナビゲーション機能がついている無料アプリのmaps.meがオススメです。タイだけでなく、世界各国・各地の地図を無料でダウンロードできます。
- 旅行ガイドブックのように、重くない、荷物にならない
- キャリア回線・WiFiを使用せず、GPSを使ったナビゲーションができる
- 日本語対応で、タイ語が読めなくても、地図を使って目的地にたどり着ける
- 簡易的な地図なので、衛星写真のようにランドマークの色や形がわからない
- 歩行で経路検索すると、地図に描かれていない歩行者専用道路を案内されることがある
- 住所や郵便番号でマップを検索できない
バンコクやパタヤなどの観光地以外の他県・地方都市でも、GPSで道案内してくれます。経験上、見渡すかぎりの田んぼの真ん中から、街に戻ることができました。
紙の地図だとバッテリー切れで使えなくなることはありませんが、方位磁石がないと進む方向がわかりません。このアプリならスマホのコンパス機能で進むべき方角も表示されますし、音声で道案内もしてくれます。
駅、無線LANスポット、トイレ探しに大活躍!
外出時に、駅、無線LANスポット、トイレを探す場面があります。似たような作りの建物が立ち並んでいる中から、目的の建物を見つけるのにもナビが便利です。バンコクの中心部では、年々景色が変わるので、街の中でもナビゲーション機能がとても役立ちます。
観光、ショッピングの計画に便利
外出時は、できるだけ身軽にしたいですよね。タクシーやトゥクトゥクで移動するときに、ドライバーに地図を見せて行き先を伝えるのに使えます。
こうしてオフライン地図アプリで、目的地までのルートを調べていると、途中に観光地やお店など発見できます。近くに飲み物を買える場所があるなら、荷物になるペットボトルなど持ち歩かなくても済みます。
基本的な使い方
アプリの操作は、詳しい説明がなくても直感的に使えます。iPhoneの位置情報サービスを有効にすれば、GPSで道案内されます。
日本国内でもショッピング、散歩、ハイキングやサイクリングなどに便利です。iPhnoeのmaps.meアプリは、AppStoreアプリで「maps me」と入力して検索すると見つけられます。
マップのダウンロード
maps.meのアプリは、インストール直後に地図が入っておらず幹線道路が記載された白地図が表示されます。地図をインストールするには、アプリから地図をダウンロードします。
タイ全土のオフライン地図をダウンロードすると約320MBになります。バンコクやパタヤの周辺だけなら、「タイ王国・中部」のみダウンロードし、サイズは約122BMと小さくなります。
地図は、以下の手順でダウンロードできます。
地図のダウンロード手順
- maps.meを起動
- 画面下部の「さらに詳しく」アイコン→「マップをダウンロード」をタップ
- 画面上部の検索ウィンドウに「タイ」と入力
- 「タイ王国」の右端のダウンロードアイコンをタップ
- 画面上部の「全てをダウンロード」をタップ
オンライン・オフラインの切り替え
以下のアイコンが、アプリの画面右上にあります。このアイコンをタップすると、オフラインとオンラインを切り替えられます。
スマホやタブレットにSIMカードを使って通信したり、ファストフードの無料WiFiを使ったりできるなら、緑色のオンライン表示に切り替えると、ネット接続して詳細情報が見れます。リンクされたホームーページから、お店のセール情報やレストランのメニューをチェックできます。観光のスケジュールを決めるときの参考になります。
SIMカードのギガを消費したくないときには、忘れずにアイコンを白黒のオフライン表示に変えます。この状態でも地図を見たり、音声ナビゲーションを使ったりできます。
目的地の検索
アプリ画面下部のメニューから、「検索」のアイコンをタップして、目的地を探せます。検索した目的地は、出発地として他の場所までのルートを検索できます。
目的地のビル名や店名を知らなくても、以下のカテゴリーで検索できます。検索結果は、「人気順」か「近い順」で並び替えられ、近くのWiFiスポットやお店を探すとか、人気のレストランを探せます。
- WiFiスポット
- ショッピング
- レストラン
- ホテル
- 観光地
- 交通機関
- ATM
- 銀行
- 病院
- トイレなど
経路検索
行き先が決まったら、道順の表示や公共交通機関の乗り換えの検索ができます。オンライン表示でもオフライン表示でも、道案内の移動手段(自動車、電車、自転車、徒歩など)を選ぶと、最適なナビゲーションをしてくれます。
もう一つの便利な検索方法は、地図上の場所をタップして、現在地からの目的地までのルートを検索できます。ランドマークや建物がない場所で、目的地へ向かうときに使える方法です。検索結果には、予想される所要時間、目的地までの距離、高低差が表示されます。出発地・目的地の「地図」をタップすると周辺地図も表示できます。
「開始」ボタンをタップするとナビゲーションが開始され、距離、速度、移動時間と到着時刻が表示されます。ナビを終了するには、「止める」ボタンをタップします。
他の地図との違い
旅行ガイドブック
書籍ならではの良さがあります。
- 海外旅行に役に立つ情報が、コンパクトにまとまっている
- スマホのバッテリーを消費しない
- 付箋を貼れる
- 季節のイベントやローカルイベントなどの情報が少ない
- 書籍自体が紙の束なので重たい
- 旅行に十分すぎて、読まないページも多い
Yahoo!地図
日本国内では使用できるルート検索やその他の機能は、タイの地図で機能せず、タイ旅行に不向きです。地図上の場所をクリックして、緯度経度の情報を表示できます。その他の情報がなく、お店などのホームーページのURLリンク表示もありません。
Googleマップ・アプリ
Googleマップはウェブブラウザで閲覧する以外に、スマホにインストールできるGoogleマップ・アプリがあります。アプリは、地図上でクリックした場所、経路検索した場所の周辺地図を保存できます。
- 実際と同じように建物や通りが描かれて、衛星写真も表示できる
- maps.meと比べて、検索できるお店が多い
- ダウンロードできる地図は、エリアがとても狭い
- 地図をダウンロードしていないと、オフラインで利用できない
まとめ
maps.meのナビゲーション機能があると、最短距離を道案内してくれます。予定通りにスケジュールをこなせると、気持ちよく観光やショッピングを楽しめます。
街は、お店の開店・閉店・移転などで、どんどん変わります。観光地も都市開発で新しい道路ができて、数年で地図情報が古くなります。常に最新の地図を使いたいですね。
BTSや地下鉄の駅から遠い場所へ行くには、タクシーやトゥクトゥクでの移動が多くなります。maps.meを上手に使って、旅を存分に楽しみましょう。
タイの街はとても広いので、ウィンドウショッピングでもかなり歩きます。お店からお店への移動も時間がかかります。観光地で近くのカフェ、レストラン、トイレを探すときにも、ウロウロするより、近くの人に聞いてしまったほうが断然効率的です。
タイでは、日本語がほとんど通じないです。かといって、タイ語を覚えても、他の国や仕事で使う機会がなかなかないです。でも、タイのお店やレストランで働く若い世代は、英語でコミュニケーションが取れます。
英会話ができると、店員さんに欲しい物を探してもらったり、商品の説明を聞けたりします。やっぱり会話ができると、早くお店の人が対応してくれるので買い物が楽ですよ。ドラッグストアで化粧品、ショッピングモールで服やお土産を買うときにも、英会話ができると悩まずに、店員さんとお話した方が時短になります。
英語の学習には、オンライン英会話スクールを利用すれば、自宅でいつでも学習できます。次のタイ旅行までに、英語が話せるようになりたいですよね。英会話スクールにご関心のある方は、この記事がご参考になると思います。